この度、私ども十名の照明デザイナー有志により、「暗いあかり展」を開催する運びとなりました。「暮らしのあかり展」「あかりメッセージ」に次ぐ第三のあかり展として、「暗いあかり」をテーマに掲げ、「地球のあかり」を考える展示会を開催したいと思います。日頃照明デザインの世界に関わる、あかりや光の本質を知るデザイナー、美しい光やあかりを作れるデザイナー、仲間として本音であかりを語り合えるデザイナーの方々に参加を呼びかけ、毎年各々のテーマで社会に、業界に発信・挑戦していきたいと願っております。
○展示会名称 :5 Watt×10人=50Watt 「暗いあかり展」
○作品テーマ :「暗いあかり」
○会期 :1999年11月5日〜19日
OPEN 17:00〜21:00 (日中も作品を見ることが出来ます)
○会場 :阿佐ヶ谷「ラピュタ」(JR阿佐ヶ谷駅北口徒歩5分)
杉並区阿佐谷2-12-21 tel:03-3336-5440
○主催 :「地球のあかり」展実行委員会
○出展者 :石田聖次 内原智史
梶本博司 上林壮一郎
斉藤樹良 佐藤眞富
武石正宣 藤井啓太郎
藤田寿伸 八木弘樹
○使用ランプ :特に規定しないが、「暗いあかり」を表現するもの。
○ターゲット :プライベートな空間を中心に、今回は会場周辺の阿佐ヶ谷という地域に対しても
出来るだけ暗いあかりの趣旨を理解してもらうために会場外にも作品の展示を計画
しています。
展示会趣旨
:「明るい光よ、ご苦労様でした」これが私たちの合い言葉です。
20世紀後半の暮らしを創ってきた、蛍光灯主体の明るい生活に満足することなく、本来のあかりの
あり方や人とあかりの関係を見直し、21世紀に向けて今こそ「暗いあかり」に学び、その必要性を
世に発信します。
:火を灯すことから始まったあかりという道具、その道具の持つ人間との関係を再確認する事、今それ
が求められています。
人は道具を大切に扱います。道具は人の身近にあります。
照明器具という電機製品だけでなく、あかりの道具がほしいのです。
:上質なあかりとの出会い、それは新たな生活イメージを喚起します。
インテリアとして創り出すモノと光の空間は、本来十人十色であるべきものが、工業製品大国の日本
では同質の光に埋もれてしまいます。
あかりを実用レベルから感性レベルへと向上させたいのです。
:モノを見るだけの明るいあかりに、人の心は写し取れません。
「環境」という社会的な課題の次に来るもの、それは人の心の浄化です。
すさんだ現代の社会環境、心が繋がらない生活環境、人間が造り出した全ての「環境」に、自然環境
は耐えています。
夕焼けが人の心を動かすのと同様、人工的なあかりにも心の揺れる景色があれば、そこからあかりの
本質はスタートするのでしょう。
:地球環境、資源と騒がれている時代に、「暗いあかり」が単に省エネというのは、ヤボな話でつまら
ないコンセプトです。
明るさが豊かな生活をイメージしている現状を打開し、今日の時代にあった知的な本当の豊かさを考
える為の、社会提案としたいのです。
実行委員会 代表 佐藤眞富