上質なあかりとの出会い、それは新たな生活イメージを
創造します。しかしインテリアとして創り出すモノと光の
空間は、本来十人十色であるべきにもかかわらず、工業製
品大国の日本では同質の光に埋もれているのが現状です。
 火を灯す事から始まったあかりという道具、その道具の
持つ人間との関係を再確認する事、今それが求められて
おります。
 物を見せるだけの明るい光に、人の心は写し取れません。
環境という社会的な課題の次にくるもの、それは人の心の
浄化です。夕焼けが人の心を動かすのと同様、人工的な
あかりにも心の揺れる景色があれば、そこからあかりの本質
はスタートするでしょう。
 これまでの暮らしの光を何気なく創ってきた明るい生活に
満足する事なく、本来のあかりのあり方や人とあかりの関係
を見直し、私達は「暗いあかり」に学び、その必要性を世に
発信致します。
 これらの活動が、私達あかりや光を専門とするデザイナー
の意識も含め、これからの日本のあかり造りを少しでも変え
てゆければと願っております。
            「暗いあかり」展実行委員会代表
            (株)木舎、リ.プロデューサー
                プロダクトデザイナー
                   佐藤 眞富